鈍色〜曽塚レナの雑記〜

車椅子だけどどこにでもいくよ!//脊損腰椎L1損傷//事務所卒業しました!

車椅子ロンドン旅行記〜帰国中〜

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こんにちは!

車椅子の同志曽塚レナです。

現在飛行機の中にいますが、お金を払えばwifiが繋げる機体だったらしく快適に過ごしています。

 

本当は毎日更新したかったロンドン旅行記ですが、母が組んだハードスケジュールに翻弄されて更新できませんでした……。

 

もうぐったりですよ!!!分刻みのスケジュール!!

曽塚は母とは正反対で、海外に行ったら地元の人に溶け込むように生活したいタイプです。

パリに行った時も、

「ハァ、この街10年住んでるけど嫌いだわ……」みたいな顔して歩いていました(笑)

本当は大好きなんですけどね。

 

気取り屋なんです。

ザ・観光客になりたくないんです。

もう許して。

 

長いですがまとめてレポします!

 

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まずは観光バスに乗り込んでワーナーブラザーズスタジオへ。

("観光"バスに乗るというだけで絶望していたのは言うまでもない)

 

こちらはハリーポッターの撮影セットや小道具などが展示されていて、一日楽しめます。

曽塚はフォトジェニックな場所を探してうろうろ。

 

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なにより観光バスの運転手さんがいい人で、

「よう俺の嫁!」

「俺へのおみやげはないのか?」

なんて軽口を叩いてきて楽しかったです。

 

ただ、このツアーバスはバリアフル。

わたしは手すりに掴まりながら数段の階段を登ってバスに乗り込み、車椅子を運んでもらって乗りました。

車椅子単独で行くなら、最寄りのWartford Junction駅からタクシーを掴まえるのが一番安心そうです……。

まぁ、バスの運転手さんたちはかなりフレンドリーなので、もしかしたら人力でなんとかしてくれるかもしれませんが、少なくともワーナーブラザーズスタジオ行きの2階建てバスには車椅子用乗車口はありませんでした……。

でも、ワーナーブラザーズスタジオ自体には多目的トイレも完備で、車椅子の人も何人かいらっしゃいました。

車で来てるのかな?

 

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大きなセントパンクラスの駅で。

家族とはぐれたのでwifiを繋げるためにバーに入ったら、ハッピーアワーで二杯もフローズンマルガリータをもらってしまいました。

どこでもかしこでもフリーwifiが繋がるから便利ですね。

 

曽塚は海外で迷子になるとテンションが上がります。

経験値が上がる気がするのです。

 

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さて、翌日は妹の学会発表のためにオックスフォードへ。

長距離バスを使って移動します。

ロンドンではバスさえあれば生きていける。

スロープを出してもらい、がっちがちに固定してもらいました。

 

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オックスフォードは伝統的でアカデミックな土地です。

美しい!美しい……けど、

なにより石畳の道が車椅子にはキツい。

タイヤの空気が抜けてふわっふわになります。

 

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でもちょっと残念なお知らせが。

オックスフォード大学を見学している時、他のアジア人が撮影禁止のところに堂々と侵入して写真を撮りまくっていて、怒られても怒られても隙を見てはやらかしていました。

 

こういうことがあるから、アジア人ってだけで警戒されたり、偏見に繋がるんだろうなぁ……と見ていて悲しくなりました。

どこの国に行っても、モラルを持った人間でいようと思いました。

 

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美術館での妹の発表は無事終わり、美術館スタッフ達と共にレバノン料理店へ。

このお店がかわいい!!

 

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車椅子用トイレも完備で、しかもトイレの中までかわいい。

 

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みんなで楽しい時間を過ごしました。

 

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翌日はハンプトンコート宮殿へ遠征。

こちらはサウスウェスタン鉄道で行きます。

 

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ちょっ、

隙間半端ない!!!!

 

これはキャスター上げでは難しい。

ですが、サッと鉄道係員さんが来てくれて、

車内車椅子スペースに備え付けてあるスロープを出して乗せてくれました。

 

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電車の中には手助けが必要な人のためのボタンが。

 

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快適です!!

 

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この宮殿には赤い服を着たスタッフの方々があちこちにいらっしゃって、私を見ると「エレベーターで2階に上がりたかったら私達に言ってね!」とすぐに声を掛けてくださいました。

実際車椅子に乗った人もたくさん見学されていて、バリアフリーと言い切って大丈夫そうです。

トイレも完備。

ただ……

 

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石畳ファック。

 

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あとは、地元の妹おすすめのベトナム料理店やパブで寛ぎました。

これがしたかったんだ私は。

 

パブではサッカーの試合をみんなが観ていて、どこも賑わっていました。

ただ、今回の最大の悔いは地下鉄に乗れなかったこと。

荷物が多かったので車を手配したり、バスばかり利用していた(赤いロンドンバスはボタンを押すだけでスロープが出てきます)ため、車椅子でロンドンの地下鉄に乗るという経験ができませんでした。

次回だな。うん。

 

あと、初日に言ったじろじろ見られない!というのも、アジア人自体が少ないような郊外に出るとなかなかそうも行かず目立ってしまいます。

それは日本と変わらなかった。

日本でも、新宿とかだと誰も見ないけど少し外れると振り向いてまでガン見されたり。

まぁ、若くして車椅子に乗っているサガなのでしょうね。

 

楽しかったです。

本当は1ヶ月くらい行ってぐだぐだうろうろしたい。

そんな財力はないけどな!!!!

空からお金降って来ないかな!!!!!

ポンド高いんだよ!!!!!!

(美術館スタッフ達はEU離脱についても語っていました。政治的な事も積極的にディスカッションするところ、こっちの人らしいですね。)

 

また絶対行きたいです。

写真より動画をたくさん撮ったので、なんらかの方法でアップしますね!

空の上から、曽塚レナがお送りしました♡